9月―苫小牧でお会いしましょう

北海道公立小中学校事務職員協議会 会長 中辻  明(なかつじ あきら)

新緑の淡いみどりに心洗われ、生命力を感じながら、9月13日(木)・14日(金)に全道事務研究大会が開かれる苫小牧へ行ってまいりました。現地実行委員会は、30数名という少人数ながら工夫を凝らした計画に基づき、参加者の皆様をあたたかくお迎えするための準備がすすめられていました。また、会場となる苫小牧駒澤大学は、樽前山を間近に仰ぎ見ることのできるゆたかな自然の中にあり、大学側のご協力によりたくさんの講義室をお借りすることもできたので、研究大会には絶好の環境と感じました。

今回の第57回全道事務研究大会苫小牧大会では、講演講師に早稲田大学教授でNPO法人子どもの権利条約総合研究所・子どもの権利条約ネットワーク代表の喜多明人さんをお迎えします。演題は「子どものための学校環境と学校事務職員」です。「子どもの生活の場としての学校づくり」をすすめてきた北海道の学校事務の今後のあり方に示唆を与えてくれるものと期待しています。喜多さんには、講演終了後、第3分科会「地域社会と学校」の助言もしていただけることになっています。

さて、今日、私たち学校事務職員をとりまく問題は複雑・多岐にわたり、とりわけ「共同実施」については、仕事の足場が「学校」ではなく「センター的なところ」へ移ってしまうのではないか、「学校」から遊離した存在になってしまうのではないか、との疑問を投げかけてきたところです。今こそ「学校間連携」を中心としたとりくみを教職員・保護者・地域の方々とともにすすめていくことが求められており、各分科会でもそうしたことについての討議が行われることが予想されます。

新緑が濃い緑となり、やがて秋の気配が感じられる頃、苫小牧大会が開会されます。「人と人とを結びながら」すすめてきた学校事務を再度見つめ発展させていくため、ぜひたくさんの方に参加いただければ幸いです。

2007年9月、苫小牧でお会いしましょう!

なお、日程等詳しい情報については、「全道研情報」をご覧ください。よろしくお願いします。