北海道公立小中学校事務職員協議会 会長 名達 和俊(なだち かずとし)
2月27日の東京マラソンで、県立春日部高校定時制勤務の川内さんが2時間8分37秒という記録とともに、日本人トップとしてゴールテープを切り世界選手権代表に内定しました。市民ランナーの快挙との報道を見て、当初は県庁職員との認識でしたが高校の事務職員であることがわかりました。高校と小・中学校の違いこそあれ同じ学校事務職員、同業としてより嬉しく感じました。また、翌日の勤務の様子が放映されていましたが、清々しい学校事務職員の姿でした。県庁の職員とのことですので、いずれ本庁に行くのかもしれません。それとも学校事務職員まま世界に羽ばたくのでしょうか。♪ 僕らの出逢いがもし偶然ならば 運命ならば
君に巡り合えた それって「奇跡」♪ GReeeeN キセキ から
君に巡り合えた それって「奇跡」♪ GReeeeN キセキ から
卒業式を前に本校で行われた「3年生を送る会」で職員が歌った歌詞の一部を書いてみました。歌っている時と、今こうして文字にしている時では随分と印象が違うものです。「元気よくリズムに乗って」という譜面にある指示が先行し、歌詞の意味を考える余裕もないままの職員合唱でした。職員合唱を終えステージを降りると女の子が涙を流していました。本番(卒業式)を前に早すぎる涙だと思いましたが、今こうして歌詞を読み返すと何かを感じさせてくる言葉が綴られていることに気がつきました。涙を流していた女の子の胸には、きっと熱いものが渦巻いていたのでしょう。何かを感じることの素晴らしさを体験したのでしょう。それは人間としての成長ということかもしれません。テストという数値化された力ではない、人としての学び・育ちに、一日経ってから感動しています。学校という学びの場からこうして成長した姿を残し、卒業していくのですね。
「君に巡り合えた それって・キセキ」なのかもしれません。