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北海道公立小中学校事務職員協議会 会長 名達 和俊(なだち かずとし)

暑い夏の余韻が残る9月を迎えました。処暑も過ぎ記憶に残る暑さを懐かしく思う頃だというのに8月の暑さが続きます。この現象も異常気象なのでしょうか。
さて、この夏休み期間の出来事を整理しました。
◆ 尾﨑先生(兵庫県立大学)末冨先生(日本大学)をゲストに開催された、ふらのフォーラム(自主運営によるフォーラム)。「教育ガバナンスと教育予算の課題を学校間連携がつなぐ」というテーマで学校事務の今日的課題を問うた二日間。二つのテーマに共通するキーワードは「主体」。参加者自身が考えるフォーラムだったように思います。
◆ 北海道中学校体育大会ソフトテニス大会当番校。私が指導するテニス部員は残念ながら選手としては参加できませんでしたが、運営補助員として三日間、大会に協力してくれました。全道大会を目の当たりにし学ぶことが多々あり、明日につながってくれることに期待。
◆ テニス大会を終えて、ようやくオリンピックをテレビ観戦することができました。国の代表になることの困難さは想像を絶することでしょう。さらに世界の頂点を手にすることは至難の業といえます。今回も多くの感動がありました。オリンピックが終わり数日後、札幌で中・高生を対象にした冬季スポーツアカデミーが開催されました。北海道が主催する2017年冬季アジア大会に向けた強化の一環で、道内トップレベルのジュニアアスリートが選抜されています。国をあげて強化をしない限り勝利には届かない現実、競技スポーツの功罪なのかもしれません。
◆ 先週、本校の修学旅行に同行しました。残念ながら旅費は道費負担とはならず自己負担。旅行中は引率者と同じ業務が待っています。これを「ボランティア」というのかもしれませんが、私は本校職員としての「責任」と捉えています。現状では多くの壁がありますが、一つ一つ真正面から打ち壊したいと思うこのごろです。

9月13日14日、岩見沢市にて第62回北海道公立小中学校事務研究大会空知大会を開催します。北海道の学校事務の確立と継承について、もうひとつ上のステージにあがり論議を深めましょう。若い学校事務職員にとって人的つながりが強化され、職場で生き生きと活動でき、明るい未来を描くことができる環境や制度確立にむけ叡智を結集しましょう。
私たち自身の力で一歩一歩確実に歩みましょう。
みんなで「前へ」