北海道公立小中学校事務職員協議会 会長 佐々木 一(ささき はじめ)
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以前の投稿でもふれたとおり、4月には40名ほどの方々が北海道(札幌市を除く)の公立小中学校事務職員として採用となる予定です。まもなく赴任地が決まる頃だと思います。心の準備はできているでしょうか。
「2023年4月採用予定のみなさんへ(1)」でも紹介した北海道教育委員会主催の「採用前ガイダンス」に、オブザーバーとして私も一度だけ参加させていただきました。その際、ある採用予定者から「3月中に移動(引越)を始めても良いか?」という質問が出されました。その場では「不可」という回答で終わり、この時点ではそれで何ら間違ってはいなかったのですが、つい先日、新規採用者についても配属先(学校)の内示を受けたら3月中の移動開始も可とする取扱いに変更する旨の通知が発出されました。(ただし、いくつか条件がありますのでご注意ください。)
変更された背景には、昨今の「引越業者の確保困難」問題があるようです。4月初旬はたくさんの企業や官公庁で一斉に人事異動がありますし、進学のための引越需要も高まります。新採用の方は、赴任地が決まる時期が現職の異動者よりも遅いため、なおさら困難です。やっと確保できたと思っても、見積もりで高額な引越料(支給できる赴任旅費上限を超える金額)を提示されるケースも少なくないようです。3月中の移動が可となることで、この問題も少しは解消されるかもしれませんが、逆に3月では新住居の確保が困難といった別の問題もありそうです。
みなさんにとっては、これが赴任前の「第一関門」と言っても良いかもしれません。配属先が決まった途端に、短期間のうちにやらなければならないことや確認・調整しなければならないことがたくさん出てきます。いずれにせよ、配属先となる学校としっかり連絡を取り合いながら迅速に対応することが肝要です。