1/600の積み重ねを大切に

北海道公立小中学校事務職員協議会 会長 佐々木 一(ささき はじめ)

 

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2023年1月6日(金)、本会主催による「2022年度 経験年数の少ない事務職員のための冬季セミナー」を開催いたしました。学校づくりの担い手としての意識と実践力の向上を目的として、採用から3年未満の会員を対象とした研修会で、以前は参集対面による開催でしたが、COVID-19が猛威を振るうようになってからはオンラインで開催を継続しております。今回は全道各地から29名が参加してくれました。

セミナー開会式の会長挨拶で、参加者に向けて表題のような話をさせていただきました。22歳で採用され、65歳で定年を迎えると仮定した場合、四十数年の学校事務職員人生の中で各種研修会に参加できる機会は通算で600回程度にものぼります(もちろん、これは本会の会員であればの話であり、そうでなければこの回数は驚くほど落ちることとなります)。一回一回の研修会で得られることはそう多くないかもしれません。時にはくじけそうになることもあるかもしれません。でも、地道に参加を続けていける人とそうでない人の差は、5年、10年、20年と経過していけばいくほど歴然となります。だから、これからこの積み重ねを大切にしていってほしい…そう話しました。

しかし、よく考えてみれば、松の内も明けないうちから本セミナーに参加してくれた熱心な会員のみなさんには、釈迦に説法だったかもしれません。そんな会員がたくさんいることを大変頼もしく、また嬉しく思います。