第60回記念十勝大会を終えて

北海道公立小中学校事務職員協議会 会長 名達 和俊(なだち かずとし)

澄んだ青空に広がる一筆の白い雲。北の大地に心地よい秋風が吹き抜けるはずなのに、 今夏の猛暑の余韻が残る9月。さすがに朝夕は過ごしやすくなりましたが日中の気温は 長月であることを忘れてしまいそうです。

665名の参加者を得て、第60回記念北海道公立小中学校事務研究大会十勝大会を終えることができました。 大会運営に携わっていただいた多くの関係者、そして参加いただいた方に感謝申し上げます。

60回大会コンセプト「10年間の総括とこれから」を掲げ、従来の大会の枠組みを変更し、 一日目を全体会(3部構成)、二日目を分科会としました。

一日目の全体会は元三鷹高校長 土肥信雄さんによる講演「学校に言論の自由を -子どものために-」で幕開け。 第2部はシンポジウム「明日の教育を考える」、日本教育学会会長 藤田英典さん、 講演講師 土肥信雄さん、音更町議会議員 榎本 基さん、そして名達の4名により それぞれの立場からお話をいただき交流。 第3部は共通テーマ交流会「明日からの学校事務を展望する」をテーマにし協議。

二日目は分科会、各支部より4本のレポート、ポスターセッション6本、本部所管分科会1で構成しました。

また60回という節目の大会であることも意識し、交流会はOBへの感謝を込めてのサプライズ企画。 元会長より「興長」という文字をいただき栞の表紙とさせていただきました。 興長とは、盛んに発展するという意味です。

現在・過去・未来。私たちに贈られた言葉は確実に次の世代に 繋がれていくと確信できた第60回記念十勝大会となりました。