最北のまちから「北海道の学校事務」の発信を!

北海道公立小中学校事務職員協議会 会長 中辻  明(なかつじ あきら)

 新緑の美しい頃となりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて、9月11日(木)・12日(金)の2日間、最北のまち稚内市で行われる第58回全道事務研究大会宗谷大会まで、後4か月ほどになりました。現在、現地実行委員会・協議会本部共に最後の準備作業にかかっているところです。

今回の研究大会は、2003年(平成15年)に北見市で開かれた第53回網走大会から5年目となります。網走大会では、「共同実施」等学校事務職員制度について正面から取り上げ、実際に「共同実施」にかかわった県の方もまじえたシンポジウムや特別分科会が行われました。それから5年。――義務教育費国庫負担金の負担割合が2分の1から3分の1に縮小、道内でも数多くの市町村が合併、教育改革ということでさまざまな施策の実施等々、私達にとって影響のある出来事がたくさん起こりました。とりわけ「共同実施」の全国的な広がりについては、仕事の足場が「学校」ではなく「センター的なところ」へ移ってしまうのではないか、学校事務職員は「学校」から遊離した存在になってしまうのではないか、といった疑問が投げかけられてきました。今こそ「学校間連携」を中心としたとりくみにより、これから学校事務職員がすすむべき方向性を確固としたものにしていくことが望まれています。

そこで、今回の宗谷大会では、網走大会で基調講演・シンポジスト・分科会助言者をされた旭川大学 学長 山内亮史さんに再度講演講師・分科会助言者をお願いしましたが、たいへんお忙しいにもかかわらず、快く引き受けていただきました(全道事務研、実に5度目の講演講師です)。また、職務検討委員会の「学校間連携のあり方」最終答申や各地の研究発表・問題提起等をもとに、私達の「共通項」を見出しうる研究大会にしていきたいものです。そして、何より多くの参加者による、深まりのある話し合いが期待されています。

このところ、1泊2日での参加が増えていること等をふまえ、今回の大会は特例として1日目午後1時からの開催としました。ぜひ、諸事情をお汲み取りいただき、ご参加いただきますようお願いいたします。

最北のまちから「北海道の学校事務」を全道・全国に発信しようではありませんか。

2008年9月、稚内でお会いしましょう!

なお、日程等詳しい情報については「全道研情報」をご覧ください。よろしくお願いします。