夏・本番

北海道公立小中学校事務職員協議会 会長 名達 和俊(なだち かずとし)
 降雹(ひょう)の記事を先月に書きましたが、どうやら本校周辺地域に被害が集中したようです。近隣の農家では北見特産の玉ねぎ生産をあきらめ廃耕(収穫せずにそのまま、畑にすきこんでしまうこと)にしたところもあるようです。被害は校舎の屋根や車にもありました。本校の体育館ではここ何日間か雨漏りがあり、授業に支障をきたしています。もっとも原因がどこのあるのかは不明なのですが。さらに私の車は右側に集中してボコボコとへこみがあります。残念ながら車両保険に加入していない私はドアモールの取り換えだけをすることになりました。金45,000也。
さて、夏真っ盛り、連日の猛暑が節電社会を襲っています。もうひとつの「熱い」夏、子どもたちは部活動の練習の成果を中体連大会で発揮しています。被災地でも甲子園を目指し高校野球地方大会が始まりました。ドイツでは、なでしこジャパンが世界の頂点に立ちました。目標に向かって突き進む姿、仲間と手をつなぎ喜びを爆発させ、肩を寄せ合い涙する姿は青春ですね。生きるエネルギーを感じさせてくれます。勝者あれば敗者あり、喜びと悲しみ、嬉しさと悔しさを体全体で感じることこそ、人間としての成長につながっていくのでしょう。
昨日、本校(ある部活)でも3年生最後のミーティングを行いました。残念ながら次のステップに進めなかったけれど彼女たちの口から「続けて良かった」「部活が好きでした」「みんなありがとう」などのコメントがあり、涙と笑いの短い時間でしたが、ひとり一人が心を開いたひと時のように感じました。◆ふらのフォーラムが7月28日29日と開催されます。兵庫県立大学の尾﨑先生を講師に迎え学校事務の明日を語る集会です。また、各地で実践されている学校間連携の交流も予定しています。学び合う時間を共有しませんか。

◆第61回北海道公立小中学校事務研究大会渡島大会を9月1・2日北斗市で開催いたします。役員会、現地実行委員会は最終の準備段階に入りました。大会の成功に向けて条件整備は整いつつあります。機は熟し、まさに一人ひとりの力を結集するときです。皆さん、北斗市でお会いしましょう。